1000年続いた人と魔族の戦いが終わり10年が経った世界。神話時代から生きる魔王ヴォルカスとその娘イーラの愛の意味を探す冒険の物語第1幕。物語のプロローグであり、ただ君の世界観を表現する章。「ヴェル」として一人世界を旅するヴォルカスとその娘のイーラの出会いの章。
魔族奴隷の男を救ったヴェルは、エリスの家で一晩を過ごす。翌日家を出た後、街で貴族兵が魔族奴隷を探していることを知る。再度エリスの家を訪れるヴェル。その家がヴェルの妻ロクシーの実家であることを知る。寂れたロクシーの部屋をみて号泣するヴェル。それに気づきイーラはヴェルを抱きしめる。
母からの手紙を読み、ヴェルとの旅立ちを決意するイーラ。 旅の目的は母の死の直前の願い「魔王城から朝日を眺めること」。移動する手段のない二人はオレンドの旅劇団と同行する。一緒に旅をする中で、イーラの中に眠っていた魔素がオレンドへ戻り、失っていた魔物だった頃の記憶を取り戻す。
戦争からの離脱を理由に虐殺される傀儡師の一族。 呆然とするオレンドを叩きのめすヴォルカス。イーラとヴェルはアキュエリへついに到着する。街の美しさに感動するイーラ。アキュエリは最も栄えた人の街である。そして、休む暇なく皆は演劇の準備に取り掛かる。イーラが書いた脚本の開演へ向けて。
魔大陸に着いたロクシーはあちこちを冒険して回った。 オレンドと一緒に外で遊び、時に城内のサラも巻き込んで暴れ回るロクシー。また、ロクシーは毎晩のようにヴォルカスの元へ通い、古代文明について話を聞く。繰り返すうちに、恋に落ちる二人。また、イーラ達の演劇は最終日を迎える。
演劇の千秋楽。イーラの母ロクシーの最後の章。 ヴォルカスがロクシーと恋仲にあることをよく思わない魔族たち。その不満を一身に受けサラはロクシーを殺すことを決意する。呪われたロクシーは、お腹にいたイーラをオレンドへ託す。ロクシー、オレンドが守りたかったもの、それは。
オレンドとシャンディとの別れ。別れの間際、オレンドはシャンディにプロポーズをする。そして、騎士団との合流。二人は人族の老師が今も騎士団長として鎮座する、人族の軍事拠点バルミスへ向けて旅を続ける。冒険の再出発となる、第2部序章。神の私兵「神兵団」の筆頭騎士ビビアンとの出逢いの章。
バルミスへ道中に立ち寄った宿場「トレイル」。そこで出会った魔族奴隷の男の子コロボ。彼は戦時に亡くなった魔王軍近衛サラの息子であった。意気投合した二人はその街で起こっていたトラブルに首を突っ込む。それを見守るヴェルと二人の子供が立ち向かう問題とは。
バルミスへ到着し魔大陸へ渡るための手段を得るために、嫌々ギルディへの謁見に応じるヴェルとイーラ。待ち受けていたのは、イーラの投獄。人質となったイーラの解放を条件に、神兵騎士ビビアンとの決闘を言い渡されるヴェル。決闘の日まで2週間。その間に何を思うのか。
ついに決闘の当日。試合が進む合間でイーラはギルディに声をかけられる。イーラが話すのは過去の思い出。人の街で上手く暮らすことができなかったエリスとの過去、そしてヴェルと出会うまで。ビビアンとヴェルの戦いの決着は。誰にだって次はある、ヴェルの心に残るその一言が。
ビビアンとヴェルの試合の決着後、イーラがヴェルの表彰を行うこととなる。そこで泣き崩れるイーラ。表彰を終えた二人は、しばしの休息のために神の誕生祭の様子を見て回る。次の冒険の英気を養うため。そして人族の発展の様子を知るため。人族の騎士最終章。
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